Momose Custom Craft Guitarsの現在制作中のモデルをご紹介します。

和材にフォーカスした限定製作エレキ

一般的にギターに使われる木材はアッシュ、アルダー、メイプル、マホガニーといった海外産のものが中心です。
弊社のギターをはじめとして、素材名をよく見るとその中に地名が含まれているものが沢山あります。
※ギターのスペック欄に出てくる木材の名前は「その種の名前」と「木目」と「産地名」で構成されている事が多い様です。

ローズウッドを例に取ると、「インディアン」「ホンジュラス」「ブラジリアン」「マダガスカル」これら全て地名であり、その地で伐採されたローズウッドを指している事が分かります。

歴史上のそれぞれの局面でブラジリアンローズウッドからインディアンローズウッドに変わり、マダガスカルへ、ホンジュラスへと、ローズウッド一つ取っても地域の変遷が見て取れます。
歴史的変遷を経て結果的に「良し」とされる木材で出来たギターの音が、現在評価されており、その元となる木材も需要が高まり高価になります。
 

木材の産地が変わる(変える)局面で、地域は変わっても近い性質の木材をボディに、あるいは指板やネックに使用するという考え方は共通していることが分かります。(そういった意味では、ローズウッド一つとってみても、産地は局地的に分布しており、知られていないだけで近隣地域でも近い性質の木材が産出しそうな気もします。)

木材はその土地の気候に馴染んだものが育ち、地球を俯瞰すると近い樹種は似たような気候の土地で自生していることが想像できます。

その考えでいけば、日本で自生する木材もギターに使われるアッシュやアルダーに比較的近いものがあります。
日本のエレキギター生産の黎明期にそれらの木は「代用材」と呼ばれ、「アメリカのオリジナルを再現できない廉価なもの」というイメージがある方もいると思います。しかしこれは当時の状況からそう映っただけで、さらに木材の枯渇が進んだ今、日本の木は代用材として安定的に流通している訳でも安価でもありません。

今回上質で素直、状態の良い日本の木「栓の木(センノキ)」「榛の木(ハンノキ)」そして「楓(カエデ)」を仕入れることができ、Momose Custom Craft Guitarsでは「Japanese Wood Custom 和」としてMST、MTLを制作しています。

 

栓の木(センノキ)


栓は北海道を中心に日本全国に分布。木目が美しく家具などへの利用も多い。今回はボディ材に使用しました。

榛の木(ハンノキ)


ハンノキは別名コモンオルダーと呼ばれ、アルダーにも特に近い種類。全国の低地、湿地に自生しています。一般的なアルダーよりも少し硬めのものが多いようです。乾燥後の木材自体の安定性も良好です。

 

カエデ


日本で自生するカエデは輸入のメイプル材とは少し異なり、やや紅色を帯びた白色〜淡紅褐色をしています。今回ネックに使用する材は特に目が詰まっている印象で、追柾目(おいまさめ)に近い木取りで完成後のネックの安定性に期待が持てます。

 

楓(カエデ)はワンピースネックに、榛の木、栓の木はそれぞれ2ピースボディにと、ほぼ全て日本の木で出来たギターです。
外観こそトラディショナルな雰囲気を持たせたカラーリングですが、その中身には日本の木材を使用し、ある意味奥ゆかしい日本人的気質を体現するようなギター。
今だからこそ改めて挑戦する、純日本産のプレミアムモデルです。

Momose Custom Craft Guitarsが誇るベテランクラフトマンらによる制作が進んでいます。
ぜひ完成にご期待ください。

 

ボディに榛の木を使用






MST-JWC和
希望小売価格・・・¥250,000(税抜)
ボディ:榛の木(ハンノキ)
ネック:楓(カエデ) 1P
15本完全限定製作
カラー:BLK-NB、SGO-NB、DRD-NB、SOB-NB、MBL-NB
※NBはノンバフ仕上げを意味しています。
製品ページはこちら

 

ボディに栓の木を使用





MTL-JWC和
希望小売価格・・・¥250,000(税抜)
ボディ:栓の木(センノキ)
ネック:楓(カエデ) 1P
15本完全限定製作
カラー:WBD-NB、ABD-NB、BBD-NB、NA-NB
​※NBはノンバフ仕上げを意味しています。
製品ページはこちら

順次完成いたします!