謝 天昊(Tora Xie)

Biography

中国東北地方を中心に活動する中国・瀋陽出身のメタルミュージシャン。

ブラックメタル/スラッシュメタルバンド「Acherozu(冥葬)」のリードボーカル兼ベーシストを担当する傍らで瀋陽で楽器店「Xie Guitars(弦者楽器)」を経営している。
Immortal、Marduk、Desaster、Slayer、Morbid Angelといったバンドに影響を受け、エクストリームメタルに魅了されてギターとベースを始めた。2010年には自身のバンド「Acherozu」を結成し、ボーカル、ギター、ベースを担当するとともに楽曲制作も手掛ける。

2015年には北京のThanatology Productionsから1stアルバム『Uncrowned King 無冕之王』を、2019年にはオーストリアのTalheim Recordsから2ndアルバム『Vendetta Ocean 萬劫之海』をリリース。2020年から毎年、瀋陽でメタルイベント「Mukden Hot」を開催。2021年には米国の楽器ケースブランド「Coffin」のエンドーサーとなる。
2018年には「Xie Guitars」を設立し、楽器の卸売、小売、レンタル、修理、レッスンなどを手掛ける。
ヨーロッパのブラックメタルの研究に力を入れる一方で、中国の歴史や文学をメタル音楽に取り入れることにも挑戦している。ステージを降りれば、楽器店のオーナーであり、ライブイベントのプロモーターとしても活動中。

2025年現在、中国のレーベル「Pest Productions(瘟疫唱片)」に所属し、過激なステージパフォーマンスと暗黒かつ混沌とした音楽スタイルで長年にわたり中国のメタルシーンで活躍。楽曲のテーマは、中国神話や東北アジアの民族戦争の歴史を中心に展開されている。
前述の2枚のアルバムはヨーロッパ、日本、韓国、タイなどに輸出され、現地のメタルファンから高い評価を受けている。バンドは中国国内でツアーを行い、「Strawberry Music Festival」「Love One Summer Music Festival」「Fall Burning Metal Fest」「松花湖音楽祭」「瀋陽星音楽祭」「Heaven On Fire Metal Fest」「無望海Metal Fest」「PestProductions 15周年記念中国ツアー」など、大規模なロック/メタルフェスに出演。
また、中国ツアーを行う数多くの国際的な有名メタルバンドのオープニングアクトも務め、中国東北地方のメタルシーンの発展と盛り上げに多大な影響と貢献を与えてきた。

地元のメタルファンにとって、謝とAcherozuは中国メタルシーンの推進者であり、同時に東北地方のインディーミュージックの成長を見届けてきた存在でもある。
現在でもAcherozuは中国東北地方のステージで活動を続けており、彼らの「野蛮なパワー」に満ちたライブパフォーマンスで観客を圧倒し続けている

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WOODLINE4 JINDAI SP’23/E