和材コレクション
日本全国から集められた希少な国産材を使用して製作する限定モデル、それが「和材コレクション」です。アコースティックギターの木材と言えば、これまで輸入材がその多くを占めていましたが、Headwayでは「桜ギター」を皮切りに国産材の活用とその魅力の発信に力を入れています。
Headwayがこれまで培ってきたギター作りの粋を集め、サウンドはもちろんのこと、デザインの細部にまでわたって和材への想いを込めました。日本屈指の職人集団・飛鳥チームによる、その卓越した技術をお確かめください。
富士の枝垂れ桜
富士山麓に生育していた枝垂れ桜をサイドバックに用いた限定モデル。今回の枝垂れ桜材の持つ独特なスポルテッド風の木目を際立たせるのは「赤富士」と「青富士」をモチーフにした二種類のグラデーションカラーです。桜モデルのシンボルである和傘の女性、静岡県の県鳥であるサンコウチョウなど趣向を凝らしたデザインワークをお楽しみください。枝垂れ桜と同じく和材である黒蝦夷松をトップに採用しています。
黒蝦夷松トップの531DX
現代的な仕様を採用した500シリーズに北海道産の黒蝦夷松のトップを採用したデラックスモデル。古くから高級ギターに採用されてきたアディロンダックスプルースに近い木質で音響特性が高く、高温域の煌びやかさと弾き手のニュアンスに反応するダイナミックさを備えています。限定サウンドホールカバーとバックのトチ材のセンターピースには黒蝦夷松のモチーフを描写し、トータルのギターデザインにアクセントを加えました。
夏に咲く桜
一足早く夏を告げる今年のHeadway夏桜モデルは夏の夜明けや星空を想起させるような幻想的なカラーリングを施しました。見る角度やライティングによっても大きく表情を変え、手に持った奏者のイマジネーションや創造性を引き出します。
ヘッドウェイの新たな基準となるスタンダードシリーズ
Headway Guitarsの高い組み込み精度や、長く安心して弾きこんでいける安心感をそのままに、一部の仕様や製作工程を見直し、よりコストパフォーマンスを高めた国産ラインナップ。
上位グレードであるAska Team Buildシリーズ同様、「ネックの後仕込み」や「アリ溝ジョイント」など高い技術が必要とされる伝統工法を採用しています。
コーヒーツリーとは
硬度がありながらも軽いという珍しい木質を持っており、レスポンスの早い軽やかなトーンが特徴であるアメリカ中東部原産の「Coffee Tree」という新しいトーンウッドを用いて製作されたギターのシリーズです。元々はネイティブアメリカンがこのCoffee Treeからとれる豆を調理して食用にしたり飲料にしていました。コーヒーを飲む文化を持つヨーロッパからの入植者たちがネイティブアメリカンのこの風習を見て、コーヒーの代替品として豆を焙煎してコーヒーのように嗜んだということがこのCoffee Treeの名称の由来となっています。 現在世界的に流通しているコーヒーの原材料であるコーヒーの木とは異なる種類ですが、コーヒーを飲む習慣と結びついていたこのCoffee Treeの出自とその独特な木質に惹かれ、私たちはこの木を用いた楽器を開発するに至りました。ユニークなサウンドとデザインを持ったコーヒーギターの世界をお楽しみください。
コーヒーツリーの2つのテイスト
シャープでキレのある「深入りブラック」と、マイルドでふくよかな「カフェラテバースト」の二種類のサウンドを用意しました。ギタリストまるやまたつやによるこの2つの弾き比べ試奏動画もご用意しています。注意深く聞き比べて、お好みのテイストを見つけてください。
試奏動画