小原の四季桜をモチーフとした
“桜×紅葉“の2024年モデル

小原の四季桜をモチーフとした“桜×紅葉“の2024年モデル

Headwayブランドでも人気の高い桜ギターの秋限定モデル。春はもちろんのこと、夏や冬をテーマにしたモデルも製作しておりましたが、秋をテーマにしたモデルは中々誕生しませんでした。2021年、我々の耳に愛知県豊田市小原町に秋から冬にかけて咲く桜があるとの話が入ってきました。その桜は紅葉と同時期に花を開かせ、幻想的な風景広がる美しい景色を見せているとのこと。それが四季桜でした。
こうして始まった小原の四季桜をモチーフとした桜ギターの製作。小原の四季桜の光景から着想を得たデザインやカラーリングが、桜ギターの歴史に新たな1ページを追加します。


四季桜とは

四季桜とは、秋から冬にかけて花を咲かせる桜の品種の一つです。桜といえば春のイメージが強いですが、寒くなってからも花をつける樹種も実は存在します。四季桜の一番の見所は紅葉と同時に味わうことが出来ることです。日本の四季が生み出すワンシーンを、いつまでも枯れることのなく身近に感じられるように秋のモチーフとして四季桜を採用いたしました。また、特徴的なインレイの数々は、小原の四季桜を管理されている豊田市小原観光協会様からご提供いただきました資料をもとにデザインされています。


Aska Team Build Series

Design


01

可憐に舞う桜の花びら

紅葉の時期と重なりながら花を咲かせる四季桜は、見頃の時期には赤とピンクのコントラストが美しい鮮やかな風景を描きます。紅葉を象徴としながらも周りに舞い散る桜の花によって、実際の四季桜の風景を表現しています。

02

秋の流線を描くインレイワーク

指板にも色づく紅葉と花開かせた桜を共存させることで、見た目の華やかさに加えて四季桜モデルとしての個性を際立たせています。

03

満開の桜の上を舞う紅葉

桜の花びらに形取られたピックガードは、紅葉を模ったデザインと花開く桜のインレイによって彩られています。サウンドホールカバーは紅葉を大きく取り入れながらも、背景に描かれた満開の桜が四季桜の情景を想起させる、四季桜モデルと呼ぶにふさわしい装飾となっています。

04

秋の暮れの空に飛び立つ
鶴と錦秋のグラデーション

10周年の門出を祝う鶴が夕刻に色づく空に降り立つ様子を描いています。カラーリングは斜めのグラデーションである「Slant Gradation」によって、紅葉と四季桜が織りなす山々の表情を取り込みました。

Material

01

34ブレイシング

Headwayマスタービルダー百瀬の近年の製作実績から最も手応えを感じたブレーシングレイアウト「34ブレーシング」を採用しました。フォワードシフトよりもXブレーシングの交差位置を「4.6mm」ほどブリッジ側に寄せたいわゆる「セミフォーワードシフト」に近いレイアウトで、強度の面でも安定している点が大きな魅力です。フォワードシフトブレーシングが持つ柔らかさや倍音感を残しつつ、煌びやかで繊細なタッチでもしっかり反応するサウンドに仕上がりました。

02

エクストラスリムネック

Headway史上最も薄い設定で握りやすい形状のエクストラスリムUネックを採用しました。ただ薄くしただけでなく、ネック内部にカーボンサポートの補強を入れることによりHeadway従来の特徴である堅牢さ、安定性も保持しています。女性や手の小さいプレイヤーにも試して頂きたい自信のネックグリップです。 少し使い馴染んだ後のネックのような半艶仕上げを施すことにより、適度に手がネックに吸い付く程よいグリップ感を実現しました。また、カーボンサポートにより、剛性が高まりレスポンスの良さに繋がっております。

03

高精度なネックジョイント

ボディとネックを別々に塗装した後、伝統的な蟻溝(ありみぞ)工法と呼ばれるジョイント方法を採用しています。近年ではより簡単なボルトなどを使用したジョイントのモデルも増えてきていますが、蟻溝方式のジョイントは接合面積も広く、高精度に仕上げればネックとボディはあたかもひとつの木材であるかの様に豊かな鳴りを生み出します。「ほぞ」と呼ばれるジョイント部の突起は、一般的な物よりも大きめに作られており、専用の治具を使用して接合します。この様に塗装後にジョイントされる方式を「後仕込み」と呼んでいます。

04

桜×楓

ボディサイド&バックには、フレイム杢が際立つ和材の山桜を使用。本機は3P構造となっており、センター材には同じく和材の楓を採用しております。どちらも比較的硬くしっかりした材質であり、山桜特有の少し甘さを感じるサウンドに楓が持つスッキリとしたキレのあるトーンがエッセンスとして加わることで、軽いタッチから甘く爽やかに鳴る印象的なサウンドに仕上がっています。

VIDEOS

Standard Series

Design

01

ヘッドに刻まれた「鶴」のモチーフ

多くのユーザーの皆様に支えられて10周年を迎えた桜ギターへの思いを込めて、ヘッドには縁起を担ぐ存在である「鶴」のインレイをデザインしました。鶴は渡り鳥であるという側面も併せ持っており、日本のみならず国境を越えて世界中で愛されるギターになって欲しいという願いが込められています。

02

咲き誇る桜のインレイワーク

桜モデルを象徴する要素の一つとして、指板上にはアクリルと木材を使用して巧みに表現された桜のインレイが施されています。

03

鮮やかで美しい赤褐色のピックガード

ピックガードは紫色の木色を持つパープルハートを用いながら、桜の花を再現したデザインを採用しています。

04

夕闇に染まる山々

秋の紅葉に色づく山々をイメージした「Autumn Mountain Gradation」のカラーリングを施した本モデル。塗装には斜めのグラデーション(Slant Gradation)を採用し、夕闇に染まる赤から黒にかけての色調を表現しています。

Material

01

高精度なネックジョイント

ボディとネックを別々に塗装した後、伝統的な蟻溝(ありみぞ)工法と呼ばれるジョイント方法を採用しています。近年ではより簡単なボルトなどを使用したジョイントのモデルも増えてきていますが、蟻溝方式のジョイントは接合面積も広く、高精度に仕上げればネックとボディはあたかもひとつの木材であるかの様に豊かな鳴りを生み出します。「ほぞ」と呼ばれるジョイント部の突起は、一般的な物よりも大きめに作られており、専用の治具を使用して接合します。この様に塗装後にジョイントされる方式を「後仕込み」と呼んでいます。

02

日本国内で採取された山桜(ヤマザクラ)をサイドバック材として使用。非常に硬質な特徴がありローミッドにピークを持ちつつも、桜材特有の甘いサウンドを奏でます。ボディ中央にはピックガード材と同じパープルハートによるセンターラインが装飾されています。

VIDEOS