Roasted Maple Neck
2020年の発売以来ご好評を頂いている、ローステッドメイプルを採用したBacchusの“RSM”モデルの特設ページです。本ページではこれまでに発売されたRSMラインナップを一覧掲載しており、モデルの比較などにお役立て頂けます。
ローステッドメイプルとは
ローステッドメイプルとは、メイプルを高温で加熱処理して材の中の水分や油分を揮発させることにより剛性を高めた材になります。
安定性
木材はギターとして完成した後も徐々に乾燥が進み、年月を経るとともに材として安定し、反りやねじれといったギターの演奏にとって障害となるトラブルが生じ辛くなります。このような時間に伴う変化のことを経年変化と言います。ローステッドメイプルはメイプル材を高温で熱することにより木材を経年変化した状態に人工的に近づけたものであり、完成時から比較的安定した状態で、安心して演奏することが出来ます。
見た目
「ロースト」=焼く・炒るといった言葉の意味の通り、ローステッドメイプルは高温処理によってこんがりとした焼き色のついた見た目となっています。
トーン
ロースト加工を施したネック材は長い年月を経て木材の性質が変化した状態となりトーンにも影響が生じます。 音の立ち上がりがよくカラッと乾いており、ネックに伝わる振動がより豊かになることで生鳴りが増幅されます。その結果として、艷やかで芯の太さがある、音抜けの良いサウンドに変化いたします。所謂「枯れた」トーンを生み出します。
その他特徴
ロースト処理されたネックの質感を引き出すために薄めのつや消し塗装でネックを仕上げています。さらさらな手触りでスムーズなフィンガリングを実現します。一般的に高級機種などで用いられる材ですが、手に取りやすい価格帯に落とし込み、安価な価格で楽しめることがBacchusローステッドメイプル(RSM)最大の特徴です。
ダブルローステッドメイプル
ネック材とボディ材の両方にローステッド加工を行ったWRS(ダブルローステッド)仕様。本シリーズではネック材同様にアッシュボディにもローステッド加工を施すことにより、木材の水分を飛ばし、剛性と安定性を高めています。この加工により生地が茶褐色に変化することで、ナチュラル仕上げでも深みのあるルックスに仕上がりました。「乾いたサウンド」とも評されるローステッドならではのサウンドキャラクターをより深く堪能頂けます。
ラインナップ
Japan Tune-up Series
Bacchus Japan Tune-up Series、通称『JTシリーズ』の製品は全て、 プレイヤーがすぐに実践使用を開始できることをイメージし、 長野県松本市にあるディバイザー専門部署において 1台1台手間暇を惜しまず調整とセットアップを行っています。 2001年から始まったBacchus最高級ラインの Handmade Seriesのスピリットを受けつぎ、 最高のパフォーマンスを生み出す楽器を送り出します。
Global Series
Bacchusブランドのミドルクラスとしてスタートした、Bacchus Global Series。「定番とは少し違ったラインナップ」をコンセプトにデザインやカラーリングに拘って製作しています。Global Seriesのほとんどのモデルにおいて安定性を高めるローステッドメイプル材のネックを採用し、一部モデルにはステンレスフレットやWilkinson®製2点支持ブリッジ、ロッキングペグの採用など、演奏性や表現力を高められる仕様を取り入れました。また「スケール」の選択肢 を設けることで、演奏性やサウンドのバリエーションの幅も広げています。フラッグシップにひけを取らないようなこだわりの仕様と、スケールを含めた幅の広い選択肢の中からあなたに最適な一本を見つけてください。楽器として実用性の高いレベルを実現するために、全て国内の専門部署にて検品されたのち各楽器店様へと出荷します。