【ディバイザー大商談会2022】カスタムビルダーモデルを飛鳥チームビルドで・・・
連日商談会モデルが工場より続々と完成しており、早く皆様にお披露目したい!!気持ちでいっぱいです!
逸る気持ちを抑え、今回ご紹介するのは…
Headwayを代表するカスタムビルダーの安井・降幡が提案するコンセプトモデルについてご紹介します。
そもそも、Headwayコンセプトモデルって?・・・
そんな疑問をお持ちになる方も多くいらっしゃると思いますのでこの機会にご説明させていただきます!
簡潔にいいますと「飛鳥チームビルドが作る」カスタムビルダーモデル!!?
そんなの言われなくてもなんとなく分かるわ!なんて野暮なツッコミはなしでお願いします(笑)
それではご紹介していきます!
Headwayには、次世代を担う カスタムビルダー 2名がいる!!
Headwayでは発足時より ブランドを牽引してきたマスタービルダー「百瀬恭夫」が看板ビルダーとして長年活躍して参りました。
2022年にはHeadway 45周年を迎えその歴史の中で百瀬が培った多くの技術と経験を長らく正統継承した「安井雅人」と「降幡新」2名のビルダーが、日々切磋琢磨し飛鳥チームビルドを統率していくなかで頭角を現してきました。
百瀬に師事し根底にある「Headway イズム」は互いに共有しつつも「ビルダーとしての個性」は異なります。
カスタムシリーズはビルダーの個性と思想を盛り込み工程や技術などワンオフで時間をかけて製作するモデル、飛鳥チームビルドやスタンダードシリーズは工程などの生産性を最適化したモデルとなっています。
そんな中、登場した「コンセプトモデル」はディバイザー商談会やOne Day Guitar Showなどのショーモデル専用に、カスタムビルダーの個性と思想をふんだんに盛り込み込つつ生産性を最適化した言わば「ハイコストパフォーマンスモデル」となるのです!!
安井 雅人こだわりの『HC-Y’s Concept ’22 SF,S-ESU/ATB』
新システム「ツイストレスシステム」
その性能は非常に機能的である反面、コスト面で飛鳥チームビルドでは実装は難しいとされていました。
今回、ディバイザー商談会 限定の安井コンセプトモデルのみ特別に飛鳥チームビルドでも初搭載することとなりました。
ベアリングをトラスロッドの両端に搭載することでネックの反りや捻れを軽減することができ、ネックトラブルを減らす働きになっています。
以前、安井が開発した「ノンツイストアジャストロッド」をさらにアップデートした新システムとなっています。
惜しげもなくカスタムモデルのシステムを搭載していることも「コンセプトモデル」の特徴といえます。
ピンレスブリッジ
ブリッジにはピンレスブリッジを採用しております。
ピンレスブリッジはサドル上での弦の角度が浅くなることでテンション感が柔らかくなるメリットがあります。
低めの弦高に加え、ピンレスブリッジによる柔らかいテンションにより弾きやすく軽いタッチやニュアンスを細かく表現することができます。
テーパード フィンガーボード
ブリッジの他に指板自体もナット付近と指板エンド付近で厚みを変えたテーパー指板にする事によりネックセット角を浅くできサドルからナットへ弦が折れる角度を変える事でテンションが緩くなっています。
この2つを取り入れる事でテンション感では不利な648mmのロングスケールでも高い演奏性を実現しています。
ルミンレイポジション
ポジションマークには指板上・サイド共にルミンレイを採用しております。
ルミンレイは蓄光素材の為、薄暗いステージなどでも視認性が良く実用性を高めております。
また、ポジションマークの配置にも安井のこだわりがあり、Φ3の小さめなポジションマークを6弦側に寄せて配置することで、カスタムモデルのような雰囲気を持たせております。
ノンピックガード仕様
サウンドホール周りのロゼッタにはアバロンを施しております。
ボディの鳴りを最大限生かす為、ノンピックガード仕様となっているため、ルッツスプルースの白い木地の色味にアバロンのロゼッタがシンプルながら高級感を出す安井らしさを感じられる装飾に仕上げております。
降幡 新こだわりの『HOM-F’s Concept ’22 SF,S-SV/ATB』
百瀬譲りの材料選定眼
各工程の中でもフィーチャーされにくい部分ではありますが、木材選定は完成後のサウンドに非常に大きな影響を与える非常に大切な工程です。
今回は、マスタグレードの「ジャーマンスプルーストップ」材を使用しており、百瀬が15年以上前から大切にシーズニングをおこなっていたものを百瀬本人より譲り受けた極上もの。
真骨頂 エルボーコンター
降幡が自身のカスタムモデルで仕様としている「エルボーコンター(ベベル)」極限までルックスを変えずそのプレイアビリティの向上は弾き手本人しか体感することができない特別な仕様となっています。目立たない仕様ではありますがその技術はアコースティックギター工程の中では極めて難度が高く、一般的にあまり採用していないのはその難度によるものであります。Headwayでも降幡自身のカスタムモデルのみの搭載になっています。今回商談会特別モデルには「コンセプトモデル」として限定搭載していますのでぜひご体感ください。
コンセプト毎のボディ厚の最適化
本モデルのボディシェイプは従来のHOMモデルと比べ、約+3mmボディ厚を厚く設計しております。
そのため、セレクトされた良質なインディアンローズウッドの特性を上手く引き出しています。
34ブレーシング搭載 カスタムビルダーの手削り
ブレーシングは音色の善し悪しを決めビルダーがひと削りで音色を決めてしまうほど大切な工程のひとつです。
卓越した技術とコストがかかる為シリーズモデルは決まった寸法のものを使用していますが、今回の「コンセプトモデル」は降幡自ら手作業で1本1本に削りを入れています。
今回の商談会モデルは特別にこのような仕様として製作しました。
自身のカスタムモデルで使用する白蝶貝を仕様した筆記体ロゴ
降幡自身がカスタムモデルで使用するカスタマイズされたロゴを使用。
「コンセプトモデル」ならではの装飾をおこなうことでより高級感の増した特別モデルに仕上がります!
今回のご紹介はここまで!
一部だけしか写真もお見せできないですが、そこは全貌が公開される会期当日の2022年5月25日を楽しみにお待ちください!!
ディバイザー大商談会2022は5月25日開催!
今回ご紹介したHOFCモデルを含む計100モデル以上もの新製品を発表する【ディバイザー大商談会2022】は5月25日にオンライン開催!!
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