【Headway STD】定番『500番』モデルに新ラインナップ追加!!
Headwayには大まかに2種類の定番モデルがあります。
1つはHeadway創業当初より製作を続けているトラディショナル志向の『115』『415』モデル。
1つはHeadwayオリジナルの仕様を盛り込んだモダン志向の『500番』モデル。
これら2モデルがHeadwayの伝統と革新を担う定番機種です。
へー…
で、
何が違うの?
と思っている方も多いと思う今日この頃です!!
普通は『115』『415』『500』とか聞いても『いい子よい子』『500 サーバーエラー』とかを思い浮かべますよね。
今回はみなさんにHeadwayのこだわりを知ってほしい!!ということで!
Headway Standard Seriesより新たにラインナップに追加された
『500番』モデルの新作をご紹介!!
HC-531 SF,S/STD
HC-533 SF,S/STD
これら2本からHeadwayの革新を担う定番モデル『500番』モデルを徹底的に紐解いていこうと思います!!
▼トラディショナル志向のコンセプト『115』『415』についてはこちらの特集記事をご覧ください。▼
モデル名から紐解く
モデル名はなんと言っても楽器の顔です。
一見、よくわからない英数字の羅列ですが、紐解くと一つ一つ意味を成しています。
名前を理解すればモデルを理解したと言っても過言ではありません!頭から見ていきましょう!
【HC-531 SF,S/STD】
HC
モデル名HCはHeadway Cutawayの意味で、高音弦側にカッタウェイが入ったモデルであることを指しています。
カッタウェイが入ったことで、よりハイフレットの演奏性が高まり、弾き語りなどでのストロークプレイは勿論のことながらフィンガースタイルにも向いたモデルであると言えます。
531の『5』
5は本モデルの主題とも言える部分、『500番』を意味しています。
本項頭でも説明しましたが、500番モデルはHeadwayオリジナルの仕様を盛り込んだモダン志向のモデルです。
・オリジナルのデザイン、装飾
欧米的なデザインからの脱却を目指し、Headwayの象徴とも言える羽ばたく鷹を木材のインレイによって表現しています。
ヘッドストックも丸みを帯びた形状となっており、ロゴもそれに合わせたスマートなデザインになっています。
ポジションマークは5,7,9,12,15フレットそれぞれデザインが異なる、より豪華な仕様となったスノーフレークインレイを採用。
ロゼッタは単なるヘリンボーンパターンではなく、500番モデルのテーマカラーである赤のラインを加えてアクセントをつけています。
また、ピックガードは500番モデルオリジナル形状の物を採用していますが、アコースティックギターとしてのデザインを損なわないように派手すぎず落ち着きすぎない、静かに主張のあるものとなっています。
・コンバージョンエンドピン、電源ホルダー&ケーブルフック
Headwayの国産ラインナップは生音を重視した仕様であるという点、またプレイヤーによってはもともと搭載されているピックアップよりも、使用用途に応じた好みのピックアップを取り付けたいという方も多くいらっしゃるという点から、出荷時の段階ではピックアップは搭載されていません。
ただ、出来るだけ簡単にスムーズに後からもピックアップ取り付けを済ませられる様に、要所要所に一手間を加えてあります!
アコースティックギター用ピックアップの一般的なエンドピンジャックの径と同じ約12.2mm径のコンバージョンエンドピンが搭載されております。
これにより木部の加工無しでピックアップのエンドピンジャックを取り付けることが可能です。
プリアンプを後から取り付ける場合、ギター内部にいくつかの配線を引き回す必要があります。
ギターは構造上ボディが振動するため、この配線がしっかりと固定されていないと異音の原因になってしまうこともあります。
500番モデルでは予めケーブルフックと電池ホルダーを取り付けてあるため、ピックアップの取り付け時にこれらのパーツを利用してしっかりと固定することが出来ます。
531の『3』
3はブレーシング構造、『’34 Semi-forward-shifted, Scalloped X Bracing』を指しています。
モデル名後半のSF,Sも同様にこの構造を指します。
このブレーシング構造こそが本モデルのポイントで、なんとHeadway Standard Seriesのカッタウェイモデルでこのブレーシング構造を採用したのはこのモデルが初。
このブレーシングはHeadwayマスタービルダーの百瀬恭夫が45年間のギター製作の中、幾度となくマイナーチェンジを繰り返した末に辿り着いたHeadwayの1つの到達点とも言えます。
ブレーシングのクロス位置が僅かにサウンドホール側に近いところに設定されたことでブリッジ付近のオープンスペースが広くなることによってトップ板が振動しやすくなり、低音域がより強調されたふくよかで柔らかめなサウンドとなります。
531の『1』
モデル名の数字末尾はサイド・バック材を表しています!
こればかりはHeadwayオリジナルの規則なので覚えにくいところではあるのですが…
1・・・ローズウッド サイド&バック
3・・・マホガニー サイド&バック
を意味しています。
まるやまたつや氏によるデモンストレーション動画!!
HC-531 SF,S/STDはモデル名から
・カッタウェイモデル
・500番モデル
・ローズウッド サイド&バック
・’34 Semi-forward-shifted, Scalloped X Bracing
・Standard Series(国産ラインナップ)
という特徴が、
HC-533 SF,S/STDはモデル名から
・カッタウェイモデル
・500番モデル
・マホガニー サイド&バック
・’34 Semi-forward-shifted, Scalloped X Bracing
・Standard Series(国産ラインナップ)
という特徴が分かるようになりましたね!!
百聞は一見にしかずということで、フィンガースタイルギタリスト・まるやまたつやによるデモンストレーション動画をそれぞれご覧ください!
まるやまたつや Biography
ギタリスト
1993年生まれ。北海道札幌市出身、東京都在住。
13歳からギターを始め、14歳からYouTubeへの動画投稿をきっかけに音楽活動を開始。
現在(2019年時点)、YouTubeの動画総再生回数は400万回、Spotifyでの総再生数は100万回を突破。
また、海外を中心にInstagramが話題となり、フォロワーは7万人を超える。
「メロディアスで日常に溶け込む音楽」をコンセプトに、
フィンガースタイルギターを主軸とした楽曲制作を行っている。
近年ではラジオ番組や舞台、映像作品などへの楽曲提供・制作など活動の幅を広げている。
また、「MEREYAMO」名義でグラフィックデザイナーとしても活動中。
今回ご紹介したモデル
HC-531 SF,S/STD
希望小売価格¥230,000(税抜)
HC-533 SF,S/STD
希望小売価格¥210,000(税抜)
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