【アコースティックマガジン連動】JapanTune-up Seriesの魅力とは?
アコースティックギターマガジン 2022年9月号連動記事!
今回は・・・
Headway Japan Tune-up Series
の魅力について迫っていこうと思います!
その前に、
前回ご紹介したHeadway Standard Seriesの記事をまだご覧頂いていない方はこちらの記事から読むとより理解を深めることができます!!
・・・さて、
Headwayの国産標準となる、『Standard Series』がどのようなものか分かっていただけましたでしょうか?
今回は『Japan Tune-up Series』の魅力をご紹介していきますが、JTシリーズは海外工場で製作されているものの、ディバイザー本社に着荷したのちWDG(Workshop Deviser Guitars)の職人により、全てパーツを取り外して再調整し、チューンナップ作業を行ってから楽器店様に出荷するという手間が掛かっており、仕上がりに自信があるラインナップです。
その作業内容について細かく見ていこうと思います!
JTシリーズについてもアコースティックギターマガジンの方で取り上げて頂いております。ぜひ紙面でもご覧ください!
Headwayの土台となる蟻溝&後仕込み
Headway国産ラインナップで採用されている『蟻溝加工』そして『後仕込み』はHeadwayの「育てるギター」、「一生涯を掛けて弾き続けることが出来るギター」という理念の土台となる部分。
JTシリーズモデルについても、しっかりと蟻溝加工・後仕込みを国産ラインナップの仕様から落とし込みました。
一般的に海外工場製のエントリークラスのアコースティックギターは先にネックとボディを組み込んだ後にまとめて塗装を行う「先仕込み」を採用しており、作業工程の短縮を図っていることが多く見受けられます。
しかし、Headwayでは海外工場製のJTシリーズでも妥協を許さず、「後仕込み」を採用しています。
ネックとボディをそれぞれ塗装した後に組み込むため、作業工程増えてしまいますが、組み込みのクオリティを高めることで、この後のチューンナップ作業も行いやすくなります。
WDGによるチューンナップ作業
海外工場で生産されるJTシリーズは、ディバイザー本社に着荷した段階でも勿論ギターとしての形になっております。
しかしながら、本社に入荷した時点ではナットやサドルの加工が不十分であったり、フレットの角が立っていたり…そのままの状態ではプレイアビリティが高いとは言えないのが正直なところです。
さて、先程から「チューンナップ作業」という言葉が出ていますがこれこそJTシリーズの醍醐味!
ディバイザーが誇る職人集団Workshop Deviser Guitars(WDG)による、プレイアビリティを高めるための調整作業が行われます!!
演奏性が向上するナット&サドル加工
ナット加工はギターのチューンナップ作業において非常に重要な部分です。
ナット時点での弦高の高いギターはローコードが押さえ難いだけでなく、全体の弦高を下げることも困難になる為、総じて弾きにくいギターとなります。
また、ギターは弦に適切なテンションを掛ける為、指板からヘッドにかけて弦に角度が付くよう設計されております。
その為、ナットの始まり(指板側)とナットの終わり(ヘッド側)を綺麗な曲線になるようナット溝は繋げなければならず、ナットの溝が綺麗に繋がっていないギターは本来持っているサスティーンや鳴りが出し切れず、チューニングの安定性が弱い楽器となります。
弦の太さに対して適切な幅の溝を切ることもナット調整において大切な要素であり、溝が太すぎれば演奏時に弦がブレ、狭すぎれば弦が溝の底に密着せず、サスティーンや鳴りが失われる原因ともなります。
JTシリーズではナットでの弦高調整をシビアに行い、コードチェンジがスムーズに行えるよう調整し、ナット・サドルの角を滑らかに処理することで美しく手触り良く仕上げています。
演奏時のストレスを軽減するフレットエッジの丸み加工
フレットエッジが立ったままのギターはポジションチェンジをする際に手に引っ掛かるだけでなく、手を怪我してしまう可能性も含んでおり、非常にストレスを感じてしまうギターであると言えます。
職人が複数のヤスリやサンドペーパーなどを使い分け、フレット1本1本のエッジに手作業で丁寧に丸みを付け、ストレスフリーな演奏性を実現しています。
仕上がりに差が出る指板の処理
しっかりと指板を磨き上げ、オイルで仕上げます。
国産ラインナップ等のハイエンドモデルでは当然の仕上げ工程ではありますが、この工程を行うことで指板面が手触り良く、しっとりとした仕上がりとなります。
初心者でも使用しやすい低めの弦高調整
サドル・ナットといったパーツの調整に加え、ネックを適切な状態にし、フレットの高さを揃えるすり合わせを行うことで弾きやすさを重視した低めの弦高セッティングを実現しております。
弦高が低いと押弦がしやすいため、初心者が躓きがちな「Fコード」などでも比較的押さえやすい設定といえます。
また、タッピングや単音でのプレイもしやすいので、フィンガースタイル等でも活躍します。
幅広いラインナップ
JTシリーズのもう一つの魅力として、そのラインナップの豊かさが挙げられます。
アコースティックギターの王道的なHD・HFシェイプは勿論のこと、OOOサイズのボディにカッタウェイを施したHOCシェイプ、高価格帯モデル等に採用されるフローレンタインカッタウェイを落とし込んだHGAFシェイプ、現代的なルックス・仕様を取り入れたHSJシェイプ、Headway公式アーティストによる監修モデル…
様々な仕様、そしてHeadwayならではの個性的な木材を使用したラインナップを取り揃えており、プレイヤーの個性に合ったギターを選ぶことができます。
楽器店からそのままステージへ
JTシリーズでは生ギターだけでなく、FISHMAN®️のSONITONEプリアンプを搭載したエレアコ仕様モデルも多く取り揃えております。
アンダーサドルタイプのピックアップを採用しており、出力のバランスについても、勿論サドル調整時に整えております。
楽器店でご購入後、そのままステージ上に持っていっても間違いないプレイアビリティの高さを発揮してくれます。
▼JTシリーズの全ラインナップはこちらをご覧ください!▼
Japan Tune-up Seriesの魅力
Japan Tune-up Seriesは国内の職人による細部に至るまでのチューンナップ作業により、国産ラインナップ同等のプレイアビリティ・仕上がりが魅力のシリーズです。
そのクオリティの高さはこれからギターを始める初心者の方も安心して長く使用できるほか、かつてからのHeadwayファンも納得していただけるほどの技術を継承しており、幅広い方にご使用頂けるシリーズになっています。
今回ご紹介したHeadway Japan Tune-up Seriesは紙媒体でのパンフレットもご用意ございます!!
気になった方は、ぜひ、アコースティックギターマガジンと併せてご覧ください!
アコースティックギターマガジン Vol.93発売中!
今回ご紹介したHeadway Japan Tune-up Seriesの魅力・オススメラインナップについては現在発売中のアコースティック・ギター・マガジンVol.93 2022年9月号 にて詳しくご紹介していただいております!!
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