HC-Y’s Concept’23 F,S-ESU/ATB
希望小売価格¥390,000(税抜)
製品番号:207 / 出展本数: 6Specification
- Body Top
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Black Ezo Spruce
- Body Side&Back
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Serected IndianRosewood 3P Center:Jindaitamo
- Neck
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African Mahogany
- Fingerboard
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Ebony
- Nut
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Buffalo Horn
- Saddle
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Buffalo Horn
- Bridge
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Ebony
- Machineheads
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GOTOH®SGV510Z L5 XG
- Fret
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HHF-AG2S
- Scale
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648mm(25.5inch)
- Neck Grip
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Extra Slim U
- Width at Nut
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44.5mm
- Bracing
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Forward Shifted, Scalloped X Bracing
- Finish
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Thin Urethane
- Strings
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Elixir NANOWEB Light(.012-.053)
- Accessories
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ハードケース、六角レンチ、保証書
Introduction
Video
和材「クロエゾマツ」×安井雅人
本年の商談会で発表するHeadway ATB Seriesは、和材をコンセプトに製作されています。本モデルはHeadwayに新たな風を吹き込むギター作りを得意とするカスタムショップビルダー「安井 雅人」が、北海道産の「クロエゾマツ」を自身のエッセンスと組み合わせ製作したコンセプトモデルです。
フィンガースタイルのプレイヤーに向けたカッタウェイのHCモデルを基本としながら、安井らしい様々なアイデアを投入しました。
自然でリニアなサウンドを目指して
ボディトップに使用した「クロエゾマツ」はトーンウッドとして非常に優秀であり、最高級のスプルース「アディロンダックスプルース」を彷彿とさせるダイナミックなサウンドが特徴です。さらに本モデルではブレーシングにも採用することで、クロエゾマツが持つレンジが広くダイナミックなサウンドを最大限に引き出し、フィンガースタイルの細かなニュアンスにもリニアに反応します。
サイドバック材にはセレクトされた良質なインドローズを用いており、バック材のセンターに神代タモ材を入れた3ピース構造のボディバックとなっております。中音域にピークのあるインドローズを軸に、エッジのある低音と伸びやかな高音が特徴の神代タモ材をエッセンスとして加えることで、サウンドバランスを整えました。
ブレーシングにはサウンドに深みを付ける為、フォワードシフトブレイシングを採用しております。高音が得意な硬質なサイドバック材を組み合わせ、トーンバーの位置・削りを本モデル専用に調整することで安井が狙うサウンドを作り出しました。
また、従来のHCシェイプよりボディ厚を4mm厚くすることで低音の響き豊かに味付けを加えております。
安井らしさの垣間見える機能に富んだ構造の数々
トラスロッドには両端にボールベアリングを仕込む、「ツイストレスネック」を採用。この構造にすることで、トラスロッドを回した際にネックへ伝わる捻れを両端のボールベアリングが吸収し軽減することで、ストレートなネック状態を保ち、攻めた低めの弦高セッティングを可能にしております。
また、ネックグリップにはHeadway史上最も薄い「エクストラスリムUネック」を採用し、低めの弦高設定と合わせ演奏性の良さに重点を置いています。
フィンガースタイルでの細かなプレイを演奏しやすくなるよう弾きやすいテンション感を求め、ブリッジを薄く設計することで適度にテンションを落としました。薄くすることで減ったブリッジの質量を補う為、駒下の補強にはハカランダを用いることで、ピッキングのニュアンスをしっかりとボディへ伝達し、サウンドにつながるよう工夫されています。
サドルとナットには音の伝達に優れた「バッファローホーン」を採用。弦の振動を支える2点に密度の高い素材を用いることで、余すこと無く弦振動をボディとネックに伝えます。
安井こだわりの木の質感が生きるシンプルなルックス
安井がルックスでこだわったポイントは「木の質感や息遣いを感じるシンプルなデザイン」です。ポジションマークには小ぶりなφ2の蓄光素材「ルミンレイ」を6弦側に寄せて入れることで、薄暗いステージなどでの視認性は確保しながら、主張しすぎないデザインに仕立てました。
ヘッド形状には安井がカスタムショップにて採用する「Y500」ヘッドを採用。シンプルながら飽きのこない、まさにそんな表現が似合う機能美に満ちた1本です。