HC-Y’s SAKURA’24 CSF,S-ESU/ATB

希望小売価格¥500,000(税抜)

製品番号:101 / 出展本数:9

COLOR

CN Jan /
4571470403043

Specification

Body Top

German Spruce

Body Side&Back

Sakura(Center:Madagascar Rosewood)

Neck

African Mahogany

Fingerboard

Ebony

Nut

High Density Bone(水牛骨)

Saddle

High Density Bone(水牛骨)

Bridge

Ebony

Machineheads

GOTOH®SGV510Z EN01 XG

Fret

HHF-AG2S

Scale

648mm(25.5inch)

Neck Grip

Extra Slim U Grip

Width at Nut

44.5mm

Bracing

Custom 34 Semi Forward Shifted, Scalloped X Bracing

Finish

Thin Urethane

Strings

Elixir® NANOWEB Light(.012-.053)

Accessories

ハードケース、六角レンチ、保証書

Introduction

Video

桜10周年を記念したカスタムショップビルダーによるコンセプトモデル

カスタムショップビルダーの個性と思想をより強く反映させ、独自のスタイルに昇華させた「コンセプトモデル」が2024年のディバイザー大商談会でも登場。本モデルは桜ギター10周年を記念し、桜材を使用したギターをテーマに製作しています。

安井が挑むフィンガーピッキングのための桜ギター

カスタムショップビルダー安井による、フィンガーピッキングスタイルのプレイヤーのためのギターとも言うべき1本が誕生しました。フィンガリングの弾きやすさを追求した本モデルはその音色はもちろん、押弦のテンション感に徹底してこだわったギターに仕上がっています。

桜×マダカスカルローズの3Pバック

今回のコンセプトモデルのテーマである桜材はサイド&バック材に採用。バック材にはマダガスカルローズをセンターピースに組み込むことで、抜けの良いアタック音と高音域の煌びやかさを与えています。
その音に代替可能なものがないという安井の経験からマダガスカルローズを採用しておりますが、その中でもかつて日本国内の寺の建材として使用されたものを用いており、数十年以上かけてシーズニングされた材となっております。

ジャーマンスプルーストップ

古楽器からクラシックギターなどあらゆる楽器に使用されてきた伝統ある音響材のジャーマンスプルースをトップ材に使用。レスポンスも速くプレイヤーのニュアンスを拾うことにも優れたこの材は、高音域の綺麗な響きと雑味のないサウンドを志向し採用しています。

テーパードフィンガーボード&ピンレスブリッジ

ネックの仕込み角度はレギュラーラインナップよりも浅く設計。ネックセット角を浅くするとその分テンション感が緩みますが、同時に弦高も高くなってしまいます。そこで、指板の厚みをボディ側に向けて徐々に厚くしテーパーをつけることで、弦高を高くすることなく押弦しやすいテンション感をキープ。また、ブリッジをピンレスにすることでもテンション感をわずかに緩くしており、レギュラー製品では実現しないフィンガリングや、プレイアビリティを保ちながらも25.5インチスケールのメリットである広い音域を堪能できる仕様となっています。

ツイストレスシステム

通常のトラスロッドによるネックの反りの調整の際、ナットがトラスロッドを回す力とトラスロッド自体を引っ張る力によりネックがわずかにねじれてしまいます。ツイストレスシステムはロッド両端に仕込まれたベアリングが回転する事でねじれようとする力を受け流し、ネックはねじれることなく反りを矯正する力のみを受けます。安定したネックはシビアなネックの調整や弦高調整を可能とし、高い次元での演奏性を維持することができます。

安井 雅人より

桜ギターの製作から10周年ということもあり、桜の要素を取り込みながらもフィンガーピッキング向けの仕様を追求した設計にしました。これまでのモデルにも採用しているテーパードフィンガーボードやピンレスブリッジ、ツイストレスなどの仕様を盛り込みながら、今回は着色にこだわって仕上げました。特にボディサイド&バックのカラーリングは下地となる桜材の色を生かせるように薄い白の塗装で施すことで、実物のソメイヨシノの花びらに寄せた色味にしました。
フィンガーピッキングスタイルのプレイヤーに向けた1本になってはいますが、いろんな方に手に取っていただきたいので、楽器店で見かけた際はぜひ試奏してみてください。