HF-F’s SAKURA’24 CSF,S-SV/ATB
希望小売価格¥500,000(税抜)
製品番号:102 / 出展本数:9Specification
- Body Top
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Lutz Spruce
- Body Side&Back
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Yamazakura(Center:Purple Heart)
- Neck
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African Mahogany
- Fingerboard
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Purple Heart
- Nut
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High Density Bone(水牛骨)
- Saddle
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High Density Bone(水牛骨)
- Bridge
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Purple Heart
- Machineheads
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GOTOH®SXN510V 06M GG
- Fret
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HHF-AG2S
- Scale
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628mm(24.75inch)
- Neck Grip
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Slim V Grip
- Width at Nut
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44mm
- Bracing
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Custom 34 Semi Forward Shifted, Scalloped X Bracing
- Finish
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Thin Urethane
- Strings
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Elixir® NANOWEB Light(.012-.053)
- Accessories
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ハードケース、六角レンチ、保証書
Introduction
Video
桜10周年を記念したカスタムショップビルダーによるコンセプトモデル
カスタムショップビルダーの個性と思想をより強く反映させ、独自のスタイルに昇華させた「コンセプトモデル」が2024年のディバイザー大商談会でも登場。本モデルは桜ギター10周年を記念し、桜材を使用したギターをテーマに製作しています。
降幡が織りなすプレイヤーに寄り添う桜ギター
本モデルの製作でカスタムショップビルダー降幡が目指したのは、プレイヤーの生活に寄り添ってくれるギターです。指板のインレイに描かれた桜木にとまる文鳥が象徴するように、日々の生活を共に過ごしていけるような1本になって欲しいとの降幡の願いが込められています。
山桜×パープルハートの3Pクロスラウンド
今回のコンセプトモデルの要となる桜材はサイドバックに山桜を使用。バック材は山桜×パープルハートの3Pクロスラウンドを採用し、山桜はその材に珍しいフレイム杢が出ている希少な材を選別しています。見た目にも美しい桜インレイのセンターピースにはパープルハートを使用することで音に締まりを出し、撥弦したときの抜けの良さを際立たせます。また胴厚はレギュラーラインナップのサイズより3mm厚くしており、音に深みを与えています。
ルッツスプルーストップ
モデルの顔となるトップ材にはルッツスプルースを採用し、艶やかさを音色に加えています。トップのカラーは初期の桜ギターのカラーリングを参考にしながら、ほんのり色づく頬をイメージしたCPB(チークピンクバースト)で仕上げています。桜の花びらを模したピックガードは材の持つ音色を最大限に表現するため、通常の桜モデルよりも小ぶりな据わりがいいサイズで設計しています。
スリムVネック
ネックはトラディショナルなものよりは薄く、ATBシリーズのエクストラスリムネックより太めな絶妙な厚みに設定することで、弾きやすさを保ちながらもネック自体からの音の鳴りをより期待できるような太さに設計。ナット幅はHeadway製品のアコースティックギターで多く採用している43mmよりも僅かに広い44mmにすることで、フィンガースタイルにも対応した仕様となっております。
GOTOH®SXN510V 06M GG
ペグはGOTOH®SXN510V 06M GGを採用。重量が比較的軽いオープンバックタイプのペグを使用することで、ボディの重量とバランスを取りヘッド落ちしにくい仕様としました。
指板に描かれた桜の木と文鳥のインレイ
文鳥はもともと海外より渡来しましたが、その後に日本の生活や文化に溶け込み幅広く飼育されるようになりました。同じように海外から伝わり、やがて日本で定着した楽器であるギターの歴史の象徴として、降幡はこの文鳥のインレイデザインを考案しました。
エルボーカット
ギターを抱える際に肘が当たる部分に滑らかな加工を施すことで、演奏中の負担を軽減するエルボーカットを採用しております。過去の降幡のコンセプトモデルでも採用されてきた本仕様は、その見た目を極限まで変えないことにより実機が持つ音色をそのままに表現します。
降幡 新より
今回は桜ギター10周年を記念したモデルということで、見た目も華やかなフレイム杢が出ている山桜を使用しました。モデルのコンセプトとしては、特定のプレイヤー層や年齢の方に向けたギターではなく、幅広い世代やプレイスタイルの方に手に取っていただけるような仕様を目指して製作しています。
指板に描いた文鳥のインレイは、桜から着想を得て選びました。「手乗り文鳥」でよく知られているように、このギターも手に取ってくれた方の日々の生活で寄り添ってくれるギターになってくれたら嬉しいです。