HOFC-F Style Concept #Y00058

希望小売価格¥630,000(税抜)

製品番号:104 / 出展本数:1

COLOR

CN

Specification

Body Top

Selected Adirondack Spruce

Body Side Back

Selected Honduras Rosewood

Neck

Selected Honduras Mahogany 1P

Fingerboard

Ebony

Nut

High Density Bone(水牛骨)

Frets

HHF-AG2S

Saddle

High Density Bone(水牛骨)

Bridge

Ebony

Machineheads

GOTOH® SGV510Z EN01 XG

Scale

648mm

Width at Nut

43.0mm

Bracing

Normal Scalloped X Bracing

Finish

Top Lacquer

Strings

Elixir NANOWEB Light(.012-.053)

Accessories

ハードケース、六角レンチ、保証書


Introduction

マスターグレードの木材を選りすぐったマテリアル構成

マスターグレードのアディロンダックスプルーストップ

ボディのトップ材にはマスターグレードのアディロンダックスプルースを採用し、サイド&バックには希少なホンジュラスローズウッドを惜しげもなく使用しました。アディロンダックスプルースの綺羅びやかでリッチな高中音域と、ホンジュラスローズウッドの最大の特徴と言える硬質かつ重量感のある低音域の力強い箱鳴りが深みのあるウッドサウンドを奏でます。

ボディシェイプには、迫力あるストロークや繊細なフィンガリングのどちらにも対応できるようにフローレンタインカッタウェイを選択。バンドサウンドからソロや弾き語りまでジャンルレスな1本となっています。

「樹の再生」をイメージしたデザイン

サウンドホールを飾るのは「樹の再生」をイメージしたロゼッタ

「樹の再生」をテーマにデザインしたロゼッタには細かい装飾が施されており、Custom Shopならではデザインワークをお楽しみ頂けます。

ブレーシングの配置は、Headwayの主要ブレーシングスタイルの一つである「アドバンスドリアシフト」よりXブレーシングの交点をに数mmほどサウンドホール側に配置、アドバンスドリアシフトの特徴でもある綺羅びやかな芯のある高音を残しつつも、フィンガースタイルやソロスタイルに求められるクリアな低音域を実現しました。

視認性に考慮したオリジナル蓄光ポジション

ライブや薄暗い場所で視認性を補助するサイドポジション

ポジションマークは演奏性を考慮しサイドからの視認性を高めたオリジナルデザインを採用。蓄光素材を用いて暗い場所での演奏もサポートします。薄暗いステージなどでも視認性が良く実用性を高めた仕様になっています。

安井オリジナルのモダンヘッドストック

ヘッドには「Headway・Yasui・Custom」の頭文字「H・Y・C」をモチーフとしたオリジナルロゴ

安井のカスタムモデルの象徴ともいえるオリジナルヘッドを採用。常に独自の新技法やモダンで斬新な仕様を追い求める安井ならではのヘッドストックが安井モデルのアイコンとなっています。頂点部分に緩くかかるアーチ部分がよりスタイリッシュでモダンな印象に仕上げます。

ネックの強度と弾き心地を両立させる

装飾を最小限にまとめてスタイリッシュでモダンな印象に仕上げた指板まわり

握り易さ、弦の適度なテンション感、奏者のフィンガリングに即応する反応性を重視しネックを設計しました。ネックグリップを削りだす際に0.1mm単位で調整し長時間の演奏でも疲れず、握りやすいグリップに仕上げました。握り易さに拘りながらも適度な厚みを保たせ、振動をしっかりとボディに伝える芯のある音を奏でます。

ネックのストレスを軽減し捻れにくくする「ツイストレス トラスロッド」

特殊ベアリングを搭載している「ツイストレス トラスロッド」

ネック材には極上のホンジュラスマホガニーをワンピースで使用し指板には杢目の詰まったエボニーを選択、カーボン補強が無い薄いグリップでも十分な強度を得ることができました。トラスロッドに特殊ベアリングを用いた「ツイストレス トラスロッド」仕様を採用し、ロッドアジャスト後のネックのねじれを低減しました。

適度なテンション感を生み出すピンレスブリッジ

ピンレスブリッジによりさらなる演奏性の向上

ピンレスブリッジを採用することにより弦のテンション感を抑えて運指をしやすく設計しました。
指板がエンド部よりナットに向かうつれ通常よりも約0.5mmテーパードしている事で、ネックセット角を浅くでき、サドルからナットへ弦が折れる角度を変える機構となっておりテンション感を緩和しています。
長めの648mmスケールでも上記の設計によりテンション感がよりマイルドになり、長時間演奏しても疲れにくい高い演奏性を追求しました。

安井 雅人より

「Aska Team Buildシリーズでも採用しているオリジナルHOFCボディを元に、よりフィンガースタイル向けにカスタマイズしたコンセプトモデルです。フィンガースタイルでの演奏性と扱いやすいサウンドを高い次元で実現するため設計に約1年余りの歳月をかけ本モデルの製作に入りました。Headwayのギターで重要な工法「アリ溝接合」はネックとボディを強固に繋げ、弦の振動ロスを極限まで抑えます。ロスの無い弦振動は奏者の求めるアジリティに対応します。スモールヒールとボディジョイント部の頂点部分の形状をリサイズすることでハイポジションの演奏における、ストレス負担を軽減し演奏性をより高める仕様となっています。

塗装はボディの箱鳴り感を極限まで引き出す為、木の振動を妨げない極薄のラッカーで仕上げました。通常の塗膜は約0.2mm~0.3mm程ですが、このモデルは約0.1mm以下と更なる薄さを実現しています。この薄さを実現するため木部の導管を埋める「目止め処理」を敢えておこなわず、塗装回数の増えるグロス塗装ではなく、つや消しノンバフ仕上げにすることで塗膜を極限まで薄く高級感のある仕上げにすることができました。
装飾面では、ヘッドには複雑な杢の入った極上のメイプル、サウンドホールには「樹の再生」をテーマにデザインしたパーフリング。バインディングにはアフリカンエボニー。シンプルなデザインの中にある木の質感を味わってください。ヘッドのロゴは「Headway・Yasui・Custom」の頭文字「H・Y・C」を一つにした私のオリジナルロゴです。

その他にもマシンヘッドにはGOTOH® 社のフラッグシップモデルのGOTOH® SGV510Z、ナットとサドルには象牙に近い質感を持つ水牛の角、PU搭載の際にジャック穴加工を必要としないコンバージョンエンドピン等、細部にまでこだわったモデルです。」