MJM1-Premium/BM #14061

Introduction

Blue Collection 2021

本モデルは2021年のDeviser One Day Guitar Showにおいて”青”をテーマに製作されたモデル、「Blue Collection」の1本となります。

バールメイプルを採用したPremium Collection

ボディトップにはバールメイプルを採用。

バールメイプルの“バール（Burl）”とは瘤杢（こぶもく）を意味します。
これは樹木の表面にできる瘤に由来するもので、失われた枝や樹皮の障害によって生じますが、詳しい要因など未知の部分が多く、自然が生んだ神秘的な木材であるといえます。
バールはその複雑な杢目が表すように、ねじれや反りも多く使用するのが難しいとされています。

本モデルに採用されたバールメイプルは単にバール杢だけでなく、フレイム杢も同時に現れています。バール材に2種類以上の杢目が現れることは大変珍しく、Premium Collectionだからこそ使用できる極上の木材です。

本モデルはそのバールを加工した木工職人、そして挑戦的なカラーリングでバールの魅力を完全に引き出した塗装職人の熟練の腕前を感じることができる、モデルとなっています。

爽やかさ・神秘的・禍々しさ…混沌とした杢を引き立てる無二のカラーリング

センターに爽やかさをも感じる鮮やかな青色を据え、サイドに向けて広がる杢は木材本来が持つ赤色が青がかったことで緑色のようにも見え、太さもまばらなフレイム杢はまるで筆で線を引いたかのような独特の模様を現します。
ボディエッジにかけて徐々にフレイムから切り替わったバール杢は、青・赤・緑色に加え、黒色に着色され、混沌とした杢がより禍々しく引き立てられ、センターの鮮やかな青色との対比が魅力的なグラデーションカラーリングとなりました。

ピックガードはモスグリーンカラーで煙のように揺らめくマーブル柄の特注アクリルピックガードを採用し、全体の雰囲気をまとめつつもより一層引き立てる役割を果たします。

59年のサウンドを忠実に再現したMojotone製ピックアップ

ピックアップにはアメリカ、ノースカロライナ州で製作しているハンドワイアリングピックアップ 「Mojotone」をセレクト。250ブランド以上ものOEMも手掛けており、ビンテージフィーリングの中にも個性があり高い評価を得ております。

搭載された「59Clone Jazz Master®」は1959年製のオリジナルピックアップを完全に再現したモデルです。
ラッカー塗装されたボビン、手巻きのコイル、アルニコ5マグネット、ビンテージ使用のエナメルワイヤーを使用しています。
コイルはただ単に手巻きされただけでは無く、オリジナルの59年製のピックアップのコイルの巻き方の独自のテンション感まで模倣し、音質の再現に成功しています。
レンジが広く、ブライトなトーンはまさにビンテージさながら。