MT2-Premium/FT#14054

Introduction

Blue Collection 2021

本モデルは2021年のDeviser One Day Guitar Showにおいて”青”をテーマに製作されたモデル、「Blue Collection」の1本となります。

極上のフレイムトチを贅沢にボディに使用

ボディトップ材にはフレイム杢が特徴的な極上の和材『トチ』を採用。
栃（トチ）の木は本州から北海道、九州に自生する落葉広葉樹です。古くから日本では家具材、建築材に使用されており、日本の木工家からの人気が高く一枚板のテーブルをはじめ大変高価で一級品と呼ばれる工芸品に生まれ変わります。

その和材ならではの親しみやすさや他に無い存在感を放つその見た目はまさにPremiumCollectionモデルの特徴であると言えるでしょう。

滝のように激しく流れる杢を引き立たせるグラデーションカラー

本モデルに採用したフレイムトチはボディサイドからエンドピン側にかけて激しく流れる杢が特徴的。
1弦側ホーンの淡く青がかったブルーカラーからエルボーコンター付近の深い青色にかけて、徐々にグラデーションしていく姿は浅い滝口から深い滝壺にかけて激しく流れ落ちていく大瀑布のような威圧感をも感じさせます。

見ているうちに青色に吸い込まれてしまうような、美しいカラーリングは熟練の塗装職人の技量があるからこそ為せる技であります。

サーモ柾目メイプルネック＆サーモアッシュボディ

高温で特殊な加熱処理を行うことで木材を乾燥させるサーモウッド加工を施したメイプル材「サーモメイプル」、中でも年輪が詰まった柾目杢が万遍なく現れた『サーモ柾目メイプル』をネックに使用しています。サーモウッド加工によって、通常使用されるメイプル材よりも水分量や脂成分が少なくなり、濃い褐色へと変化しています。

ボディも同様に、サーモウッド加工を施したアッシュ材を採用し、その効果は外観の変化だけでなく、ネックそのものの強度や出力されるサウンドにもおよび、ビンテージライクなこなれたトーンを響かせます。

フロントにハム、リアにシングルコイルのMojotone製PU搭載

ピックアップにはアメリカ、ノースカロライナ州で製作しているハンドワイアリングピックアップ 「Mojotone」をセレクト。250ブランド以上ものOEMも手掛けており、ビンテージフィーリングの中にも個性があり高い評価を得ております。

フロントにハムバッカータイプピックアップ「59Clone Humbucker」リアにシングルコイルピックアップ「52Clone Tele」を搭載。
「59Clone Humbucker」は59年オリジナルPAFを再現された倍音成分を含む厚みのあるナチュラルサウンドが特徴的。
細かなパーツまでも全てアメリカ製となっており、ビンテージPAFの最良のレプリカとも言えるピックアップとも言えます。「52Clone Tele」は52年製TLのオリジナルPUのようなバイト感、鈴鳴感があるブライトなサウンドが特徴的。
フロントのウォームでメロウなトーンとリアの噛み付くような鋭いトーンはクリーンでもクランチ〜ハイゲインでも活躍するサウンドとなりました。