VHF-180 CUSTOM 34s ebony bar #3265
Specification
- Body Top
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Sitka Spruce
- Body Side&Back
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Honduras Mahogany
- Neck
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Honduras Mahogany
- Fingerboard
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Ebony
- Nut
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High Density Bone(水牛骨)
- Saddle
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High Density Bone(水牛骨)
- Bridge
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Ebony
- Machineheads
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GOTOH/SXB510V 06M NI
- Scale
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632.5mm
- Width at Nut
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44mm
- Bracing
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34 Semi-forward-shifted, Scalloped X Bracing
- Finish
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TOP LACQUER
- Strings
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Elixir NANOWEB Light(.012-.053)
- Accessories
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ハードケース、保証書
Introduction
百瀬が紐解く シトカスプルースとホンジュラスマホガニーの音色
トップ材にはぎっしりと目の詰まった最高級シトカスプルース、サイド&バック材には最高級ホンジュラスマホガニーを採用した本モデル。定番木材であるからこそ材料のセレクトが難しいと百瀬は語り、良質な材料ほど製作技量が必要とされます。百瀬自身のひとつの解釈である 34’セミフォワードシフトを採用しており、艷やかでコシのある響きとホンジュラスマホガニーが紡ぐ軽快でウッディな音色が特徴のモデルとなっています。
ダイレクトに鳴る 木材本来のナチュラルサウンドへの探求
ノンアジャスタブルネックはエボニーロッドを搭載し、その唯一無二な構造から温かくより深みのある音を奏でます。ネック調整が容易にできないノンアジャスタブルネックを採用するのは、デメリット以上に音の価値があると百瀬は提案します。アジャスタブルロッドとは違う、より木の性質をダイレクトに音にできるギターが作れないか?と百瀬が45年のキャリアで導き出したうちのひとつの答えともいえます。
45年のHeadwayの歴史でもまだ辿り着かぬ百瀬の境地
ノンアジャスタブル仕様を考慮し、狂いが少ないしっかりと目が通った極上ホンジュラスマホガニーをネックに使用し、指板には目の詰まった最上級エボニーを使うことで、シンプルな構成ながら木材セレクトが光る百瀬ならではの「匠の業」が感じられます。ルックスは決して派手ではないが、ギターが放つオーラは精巧で美しい仕上がりとなっています。
百瀬恭夫 より
今回のディバイザー商談会は、同タイプのボディサイズでそれぞれの個性を生かした木材・仕様で製作をおこないました。
共通仕様であるノンアジャスタブルネックはネック自体がデリケートな為、演奏後の管理がシビアではありますが、それを凌駕するほどアジャスタブルネックにはない木材本来の深みのあるウッディな音色を奏でます。弾き込めば弾き込むほどにより温かく深みのあるギターに育っていくと思いますので大切に弾いてもらえると嬉しいですね。