「 運命の出会い」
やぎ@藍街さん/22歳/女性
私がベースを弾き始めて4年が経った頃、もっと良い楽器が欲しい!と思い、楽器屋さんを巡っていた時にこのベースに出会い、「これだ!」と確信しました。カラフルな楽器が沢山陳列されている中で1本だけ白く輝くボディ。見たことも無いような美しい装飾。少し触っただけで分かる、上品な音。惚れないわけがありませんでした。
MJ-Fuyuzakura-MF’18。カラーはSNOW-Bです。2018楽器フェアディバイザースペシャルモデルの内の1本で、限定12本。これを聞いただけでも「なんかレアそう……!!」とミーハー心がくすぐられました。
この楽器をパッと見た時に最初に目を惹かれるのはポジションマークではないでしょうか。漆黒のエボニー指板に輝く雪の結晶と桜。しかもこのポジションマーク、ただの白ではありません。光の角度によって虹のようなグラデーションの見える、パールのような素材で出来ているんです。近くで見ると本当に綺麗……!!
ピックガードも似た素材で出来ている為、お揃いみたいで嬉しいです。
フレットが金色なのもこの楽器の大きな特徴の1つです。ペグやストリングガイド等のパーツが黒で統一されているのも相まって、ギラギラしすぎないお淑やかな高級感を演出しています。この楽器の見た目の良さは、弾いてる時だけでなく、手入れをする時の楽しさも倍増させてくれました。
ホワイトバーストの木目の見えるボディも大好きです。しかも、マッチングヘッドなのが最高です。雪解けをモチーフにしたというこの塗装は、この楽器の優しく柔らかな音に相応しい美しさです。かれこれ3年ほど弾いているのですが、最近では日焼けにより、良い感じに色味が変化してきました。購入時には意識していませんでしたが、長く弾くことで、このような楽しみもありそうです。
また、楽器全体的に色素が控えめなので、どんな色も合わせやすいのが楽しいです。ストラップも遊びやすいし、衣装も何でも選べる!
そして、見た目に負けないほどその音にも魅力があります。確かに、最初は見た目に惹かれて手に取ったのですが、1音弾いて驚いたのがそのレスポンスの速さ。滑らかな音質に衝撃を受けました。柔らかく、しっとりしたエボニー指板を、メイプルのネックが支えており、ガシッと安定して握ることが出来ます。
更には低音から高音まで、どこを押さえても綺麗に抜けてくれる音が出ます。 ベースの醍醐味である低音は非常に安心感のある音圧で、しかし高音も潰れることなく、スラップでも音がしっかり鋭く飛んでくれます。この楽器を弾くと、なんかベースが上手くなった気がしてしまって怖いくらいです!そのくらい、誰でも綺麗な音が出しやすい楽器だと思います。
私はこの楽器に出会うまで、ミディアムスケールのベースを弾いていました。しかし、このFuyuzakuraは、ロングスケールでありながら、私でも弾きやすく、持ち替えでの苦労はありませんでした。ネックの幅も細めで、しっかり4弦まで押さえやすいので、余計な力を込める必要もありません。
この楽器を弾き始めてから、演奏以外の面でも幸せが増えました。
Momoseの冬桜モデルは、毎年新しいデザインのものが発表されるので、ワクワクしながら見ています。毎回「うわ今年のデザインカワイイ〜!……まぁ、うちの子が1番だけど」と、完全に親バカ思考です。Momoseには冬桜以外にも、ビジュアルまで拘った素敵な楽器が沢山あるので、ネットサーフィンの手が止まりません。
さらに、私はこの楽器を11月に購入したのですが、ちょうどシーズンだったのもあり、雪の結晶のアクセサリー等が多く店頭に並んでいました。気がついた時には、小物入れに大量の雪モチーフグッズが……。反省した数ヶ月後、今度は春の桜グッズで二の舞を演じました。
余談ですが、ライブの後に「桜のベースの子!」等と覚えてもらえることが増えたのも嬉しかったです。
この楽器は見た目が大好きなので、毎日触りたくなるし、音色もドンピシャで好みなので、本当に私にとって理想の楽器でした。新しい楽器を買うために必死にアルバイトでお金を貯めて、やっと出会えた楽器なので思い入れも深いです。出会った時の「これだ!」という自分の直感を信じて良かった!
これからもどんどん、Momoseの美しい楽器が発表されるのを楽しみにしています。