【ディバイザーがゆく!ギターショップ巡り】番外編~HEADWAY 45周年特別企画 信州手漉き和紙に迫る!!~
前回の大分編を後にして、ディバイザーのある長野県松本市から車で約1時間ほどの大町市にある和紙工房に訪れました!!
大町市では、古くから紙漉きが行われていた歴史があり、とうの昔には、国宝・仁科神明宮に奉納していたと伝えられております。その後、農家の副業として地域一帯に広まりました。江戸時代には、紙が年貢の代わりになっていたとか!?
みなさんご存知でしたか??
そんな歴史の深い和紙をHEADWAY45周年の製品開発に活かそうと考え、実際に足を運びました。
天気も良く寄り道をしたい気持ちを抑えつつ目的地に向かいます!!
和紙がどうゆう形で結びくのかは、最後に発表しますのでお楽しみに〜
今回の目的地である信州松崎和紙工業に到着!!
長い歴史のある紙漉きの技術を継承し今もなお大町市で紙漉きを生業としているのは、ここ信州松崎和紙のみとなっております。それでは入り口に向かいましょうと思った矢先!!
大きな木材を発見!!
職業柄どうしても気になってしまいますね・・
格好いいので、ディバイザーでも真似しちゃおうかな(笑)
さらに!!
早速和紙も発見!!!
和紙の中に木の葉が入っており、温かみを感じる質感に溢れております!!
しかも『信州 手漉和紙』のロゴがとても渋いっ!!
これは楽しみが広がります〜
入り口に到着しました〜!!
ガラス越しに見える店内の様子に気持ちが高まります!!
店内に入ると『和』を基調とした落ち着きのある空間に和紙で作った製品が展示、販売されております!!
とても雰囲気のあるレイアウトで、ついついお買い物スイッチが入って仕事を忘れそうでした(笑)
一旦、店内をぐるっと見回して間近で製品を見てみることに!!
和紙で出来た、箸入れ、コースター、小物入れ、茶筒、などなどラインナップに富んだ製品が並んでおります。
どことなく人の温もりを感じることのできる製品が溢れておりました!!
少し話が逸れてしまいましたが、本題に入っていきましょう!!
HEADWAY 45周年の製品に使用する和紙について、信州松崎和紙工業の三代目・腰原修一さんに相談をいたしました!!大町市で唯一の現役紙漉き職人さんです!!
和紙を使用する用途をお伝えしてサンプル品の和紙を参考にしつつ、どんな和紙をオーダーするか考えます!!
一言で和紙と言っても、紙の厚みや表面の滑らかさ、色合いなども異なります。
さらに、信州松崎和紙では天然の木の葉を和紙に漉き込むことが出来るので沢山の選択肢があります。
HEADWAY 45周年モデルの一部となりますので、責任重大です(プレッシャー半端ない!!)
腰原さんにアドバイスをいただきながら、仕様を決めてオーダーを完了しました!!
オーダーも済んだことなので、せっかくならと作業場を見学させてもらうことに!!
いつもは、案内する側なのでとても新鮮です!!
ものづくりの現場には、楽しみが溢れておりますので高まる気持ちを抑えて作業場に入ります!
作業場の中に入ると、紙漉きの長い歴史を肌で感じることのできる空気感がひしひしと伝わってきます!!奥の方に進んでいくと・・・
怪しげな木の枝のようなものを発見しました!?木材レーダーは常にONになっておりますからね!!
水をかき混ぜたりするものかと思い、腰原さんに何かと尋ねると、楮(こうぞ)いう返答が返ってきました。和紙の原料になる植物だそうです。ここから和紙になる想像がつきません!!
ちなみに作業場の外には、野生の楮(こうぞ)が自生しております。
先ほどの説明を聞くまで原料だとは、思いもしなかったです・・・
この大きな窯は、先ほどの楮(こうぞ)を煮込み柔らかくして余計な成分を取り除くそうです。
そうすることで、和紙の原料である繊維だけの状態になり次の行程に進めます。
釜からのオーラがとてもつもなく凄かったです。(語彙力不足)
煮出しが終わると洗浄、漂白をして上記の写真のような状態になります!!(真っ白!!)
この状態まで仕上げるのに数日間にも及ぶ手作業を経て、和紙へと生まれ変わる準備が整い撹拌の行程に移ります!!
先ほどの紐状から繊維をほぐすことで、白い塊のような感じに変化をします。
先ほどの繊維を水中に溶かすだけだと、すぐに沈殿してしまうので“ねり”を使用して水と繊維をよく馴染ませます。そうすることで水と繊維が均一に混ざり、地合(ぢあい)の悪い紙になるのを防ぐそうです。
ちなみに、“ねり”とは植物から出る粘性あるの液体であり、結構ネバネバしてました!!
写真の躍動感が凄いです!!
新しい携帯の写真のクオリティに驚きです(笑)
和紙といっても現在では、機械で漉いたものが一般的に流通しており手漉きの和紙を作っているところは、全国でも数少ない状況になっております。
手漉きの作業が終わると、簾のような道具に繊維が付着しており、これを剥がすと一枚の紙が出来上がります!!剥がれていく姿は、見ていてとても気持ちが良かったです!!
さらに驚いたのが簾のような道具が結構高価であり一枚、数十万ほどかかるそうです!!
漉いた紙の上に天然の木の葉を置いていきます。
バリエーションにて勝負とのことで、創業者であるお爺さんが始めたそうです!!
全国を見てみも、とても珍しく松崎和紙の特徴の一つでもあります。
取材時が秋頃でしたので、紅葉やイチョウの葉が準備されておりました。
季節感を感じれる製品には、魅力を感じますね〜!!
木の葉の採集時期になると山で採取し、葉っぱごとに適正な処理をして、何年も持つように加工をしており、お客様の要望で厚みのある木の葉なども入れることもあるそうです。
作業場の中にあったサンプル品を見せてもらうと、大型の葉っぱが入っているのもがありました!!
ここ最近では、目立つモチーフが入っているのがトレンドのようです!!
作業場内には、おそらく昔の釜であるかと思う写真が・・・
相当な歴史を感じることのできる、一枚の写真でした。
長い歴史のある和紙をHEADWAY 45周年に使用することの意味合いがとても強くなった気がします。
まだ、45周年は始まったばっかりですが、50年、100年と続いていくようなブランドを目指して45周年を駆け抜けます!!
それでは、今回のオーダーした和紙がどのような形になったのか発表いたします!!
心の準備はいいですか??
発表しますよ!!
HEADWAY45周年
ATB(飛鳥チームビルド)製品の
サウンドホールラベルとスペックカードが
なんと!!
全て和紙にて製作いたします!!
ぱちぱちぱち〜(拍手)
45周年ということで、ラベルのデザインも45周年仕様にアップデートしました!!
通常モデルと桜モデルとの2種類を用意しており、上記の写真は桜モデルのデザインとなります。
通常モデルのデザインは乞うご期待!!
こだわりの和紙に関しては、程よい厚みの和紙にピンク色に染めた霞草のドライフラワーを漉き入れております。霞草の花言葉には「感謝」という意味を含んでおり、これまで支えてくれた皆様に感謝の思いを込めました。
和紙の色味にも拘り、手漉き和紙の温かみを感じれるようなアイボリーに仕上げました!!
2022年のATB(飛鳥チームビルド)製品については、サウンドホールカバー、スペックカードに大注目してください!!
そしてなんと、HEADWAYのファーストオーナー登録による特別保証書の返送にはHEADWAY45周年ロゴの入った和紙の封筒に入れしてお届けいたします!!購入した際は、ファーストオーナー登録を忘れずに!!
*特別保証書の発行はATB、STDシリーズのみとなりますのでご注意ください。
カスタムショップビルダーの降幡にも封筒を持ってもらい、パシャリ!!
45周年ということで、いつも以上に気合いが入っていますね!!
ちなみに写真の中に、とある2022年モデルのネタバレが含んでおります。
勘の良い方は、もうお気づきかもしれませんね!!
ということで、HEADWAY 45周年始動しました!!この一年を通して皆様に驚きと感動を伝えていこうと思いますので乞うご期待!!(自らハードルを上げるスタイル)
最後に、手漉き和紙の風景を動画にてお届け〜!!必見です!!
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