【ディバイザーがゆく!ギターショップ巡り】諸塚村どんぐり材プロジェクトに(有)飛鳥の木工責任者 高取裕二が参加!後編!!
先日、下記のブログで製作までのストーリーをお届けした、MomoseブランドやDeviserブランドなどを製作している(有)飛鳥にて木工加工の責任者を務める職人『高取 裕二』が参加した企画を後編ではディバイザーがゆく!スタッフも追いかけお届けしていきます。
出身地が宮崎県である彼の元へ、同じく宮崎県の諸塚村から『「でっかくなったシイタケ原木の木を活かせないか?」という趣旨で諸塚村にて里山広葉樹活用プロジェクトとして、「諸塚村どんぐり材プロジェクト」を行っているので、ギター製作でも参加してみませんか?』と話が舞い込みスタートします。
前編ブログでは製作までのストーリーをお届けしておりますので、まだご覧になっていない皆さまはぜひこちらもご覧ください!
そして今回は遂に完成した、『諸塚村どんぐり材プロジェクト ROSETTA FOREST』のお披露目会が2024年11月17日に諸塚村にて開催された、『第73回諸塚村民文化祭』にて実施され、高取も足を運びイベント内にて諸塚村村長へお渡しして来ましたのでその模様をお届けいたします!
いざ宮崎県諸塚村を目指して!!
私達のいる長野県松本市から宮崎県までは羽田空港を経由して、宮崎ブーゲンビリア空港に到着!
空港の名前にも宮崎県で有名な花である『ブーゲンビリア』の名前が入っており、空港でもブーゲンビリアの花が満開に咲いています!
今回の『ROSETTA FOREST』のポジションマークにもこの花がデザインされており、宮崎らしさを早速感じられます。
空港のまわりの景色も長野県松本市とは違う、南国を感じる風景に少し感動を覚えます。
この日はとても暖かく、汗ばむ夏日に近い天候で既に冬の足音が聞こえていた長野県松本市に比べると尚一層、『南に来た!』と感じます!
宮崎ブーゲンビリア空港から車で走ること約2時間強、山々に囲まれた自然豊かな村『諸塚村』に到着です。
早速今回の目的である『第73回諸塚村民文化祭』の会場へ向かいます!!
到着すると既にすごい人!それもそのはず、諸塚村の人口約1,500人を上回る来場人数があったとかと後日聞くほど、大勢のお客様で盛り上がっておりました。
ステージでは水森かおりさんのイベントもあり、これを目当てのお客様も多かったとか!?
そしてなんと!今回製作した『ROSETTA FOREST』は展示会場に特設コーナーを設けて展示いただいておりました!!
製作までの工程を一緒に展示いただいており、木材からギターになるストーリーを追いかけることができます。
高取の写真も大きく掲載されており、誇らしい気持ちで記念撮影も行いました!!
11時50分・・・いよいよ高取がこの『ROSETTA FOREST』を諸塚村村長の藤崎様へ手渡す時が!!
緊張の面持ちもありながら、高取が登壇し藤崎村長へ手渡し、メッセージを読み上げます。
藤崎村長からこの後ステージで演奏される村民バンドのギタリストの方へ手渡され、会場中へ『ROSETTA FOREST』の音色が響き渡ります!
さらになんと、この日のステージでは用意していたギターでは無く『ROSETTA FOREST』を全曲で使用いただき感無量の時間でした!!
せっかくですので、村民バンドのギタリストの方による演奏の模様も少しだけお届けいたします!
自然豊かな山々と温かい村の人達に触れることができた素敵なイベントで、村民の皆さま!ありがとうございました!!
このあとこのプロジェクトがどんな発展を遂げるのか楽しみです!!
製作した『ROSETTA FOREST』の全貌をご紹介!!
Specification
- Body Top
-
コナラ
- Body
-
クヌギ
- Neck
-
メイプル
- Fingerboard
-
コナラ
- Nut
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Bone
- Bridge
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GOTOH® GTC-101
- Machineheads
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GOTOH® SG381-EN07 HAPM
- Fret
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Jescar® 9662 NS
- Pickups
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Deviser STP-1×2
- Controls
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1Vol,1Tone,3way Switch
- Scale
-
635mm(25inch)
- Width at Nut
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42.0mm
- Fingerboard Radius
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310R
- Finish
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Top Lacquer
コナラとクヌギの2種類を使用し、宮崎県と諸塚村の魅力を詰め込んだ1本
前回のブログでもご紹介した、『コナラ』と『クヌギ』の2種類の『どんぐり』が成る木を使用。
この木材は諸塚村でしいたけの原木として使用するには大きく育ちすぎてしまった今回の『諸塚村どんぐり材プロジェクト』の木材です。
さらに『コナラは比重も重く、指板にも使えそうだった』との高取の見立てから、指板材にも使用しております。
ポジションマークには空港でも咲いていた、宮崎県を代表する花である『ブーゲンビリア』を取り入れ特有の色合いや花の雰囲気が宮崎県との繋がりをイメージさせています。
今回のROSETTA FORESTはホロウボディモデルの『ROSETTA VESSEL』をベースとしており、ボディのサウンドホールにはROSETTAの丸いボディサイドの形状を諸塚村特産のシイタケに見立て、ボディ形状も含め切れ込みを入れたシイタケの様をデザインする遊び心を持たせており、高取のこだわりが詰まったポイントになります。
色合いもシイタケのブラウンと自然豊かな諸塚村を象徴するグリーンのグラデーションとバーストを組み合わせて仕上げており、このモデルならではのカラーリングとなりました。
また、バックパネルには『どんぐりの木にはカブトムシが来る』という高取の発想からカブトムシがデザインされており、細かいポイントにも今回の『どんぐりの木』を生かした遊び心が取り入れられております。
高取が地元宮崎県へのこだわりと想いを込め、諸塚村の『諸塚村どんぐり材プロジェクト』と村の特産や魅力をギターで表現した渾身の1本に仕上がりました。
前編のブログでもROSETTA FORESTについてのこだわりや製作秘話も紹介しておりますので改めてご覧ください!
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