復刻!『Deviser Rosetta Vessel』
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今回復刻されることとなった『Deviser Special Specification Rosetta』シリーズはもともと、2005年4月から2007年1月までの2年弱の短い期間に生産されていたモデルです。当時の生産本数はわずか243本。生産終了後、Rosettaシリーズの人気は中古市場などでじわじわと高まり、生産再開を望む声が私たちに多く届くようになりました。
ディバイザー創立30周年である本年、ユーザーの皆様からの声に応えたいという思いを胸に私たちは14年ぶりのRossetaシリーズの生産再開を決意しました。
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今回の『復刻版Rosetta Vessel』は当時からRosettaシリーズの製造を担っていた職人、高取裕二が製造を担当。
14年前の生産当時の最終シリアル「243」から通しとなる「244」から限定本数12本のみ製作致します。
本記事では今回のRosetta Vessel復刻にあたっての思いを担当職人に語ってもらいました。
Rosetta職人 高取裕二より
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MomoseブランドやBacchus Handmadeシリーズなどを含む飛鳥工場の木工加工部門を監督しながら自らも製造に携わっている。
―当時の制作時の思い出
「2000年代に製造されていたRosettaモデルほとんど全て自分が木工加工を担当していました。2002年に入社してまだ若手だった自分にとってRosettaモデルの製造は新しい事へのチャレンジの連続であり、職人としての経験を積ませてもらった思い出深いモデルです。Rosetta Vesselのマホガニーネックはメイプルと比べると動きやすく、適切なシーズニングと加工を施さなければいけません。ネックの状態を注意深く見守りながら製造していたことを覚えています。今では知識、経験を重ねて、より適切なネック材の選定や乾燥処置を行えるようになりましたので、より安定感のあるネックになっていると思います。」
―Rosettaのデザイン
「ヘッドとボディにワンポイントでライン入れているデザインが当時から好きでしたね。これによってシンプルなボディにアクセントが入り、締まりを与えていると思います。ヘッドロゴは出来合いのフォントでは無く、飛鳥工場の社長がデザイナーに依頼して特別に作ってもらったものです。当時『Deviser Special Specification』のブランドはカスタム要素が強く、和紙を貼り付けるショーモデルなど色々な事にチャレンジも出来ました。
その分作るのは大変でしたが、職人冥利に尽きるギターだったと思います。」
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―再生産にあたっての改良
「今回再生産するにあたって図面を見直し、当時製作しながら気になっていた細かい部分に改良を加えました。例えばよりトラスロッドの調整がしやすいようにMomoseブランドのOriginalシリーズで採用している幅の広いトラスロッドアジャストの穴の大きさを採用しました。サイドポジションには暗闇で光る蓄光素材ルミインレイを使っています。当時は別の蓄光素材を使っていましたが、ルミインレイの方が明るく、実用性が上がっています。」
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「また飛鳥工場が全面の信頼を寄せているアメリカ製のMojotoneピックアップを採用し、サウンド面でも当時のモデルから進化しました。Rosettaモデルは変わった仕様が多く2000年代の当時は大変な思いをしながら製作していましたが、今は経験を積んで技術も向上しているため、今回の復刻の12本は良い意味で楽しんで作ることができました。作りながらどんどん面白くなり、これは良いギターになると自信が出てきましたね。当時のRosettaを知っている方も、そうでない方にも、色々なギタリストに触って欲しいです。」
復刻版Rosetta Vesselの更なる詳細は5月25日(火) に公開されるディバイザー大商談会特設サイトにて公開されます。
ディバイザー大商談会については下のページで随時情報を追加して参ります。ぜひお楽しみにお待ちください!
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