【ディバイザーがゆく!ギターショップ巡り】番外編~2021ディバイザー 大商談会の舞台裏~
5月25日(火) ディバイザー大商談会が開催されました。社会情勢もあり2020年よりオンラインでのリモート開催となっているディバイザー大商談会。本来であれば全国各地の凄腕ディーラー様が直接ご遠方よりお越しいただき、当日限りのPremiumモデルを買付いただくディバイザー最大のイベントになっています。
今回は長野県松本市にありますディバイザーと飛鳥ファクトリーによる5月25日(火) 会期当日までの舞台裏を少しだけご紹介致します。
オフショットを含め公式オフィシャルページとは違った角度から大商談会の舞台裏をお楽しみください!!
それでは参りましょう!!
ディバイザー大商談会モデルとは
商談会モデルについては企画・デザイン構成・木材買い付け・シーズニングなどを含めると1年前にさかのぼります、毎年商談会が終了と同時に来年の企画が始まるのです。
今年はディバイザー創立30周年という節目であることから飛鳥ファクトリー マスタビルダー八塚 悟氏もディバイザーアニバーサリーに相応しい木材買い付けに非常苦労したと後に言っていました。
じっくり丁寧に心と魂を込めた飛鳥ファクトリーのギターは、職人達の熱い思いが沢山詰まっています。
職人インタビュー
ここからは、飛鳥ファクトリーの職人に少しだけ裏話を聞きました!
華やかな大商談会モデルには職人の熱い思いが沢山詰まっています、普段語られない部分を「ディバイザーがゆく!」スタッフが取材してまいりましたので、皆さんに少しでも職人達の魂が伝わればと思います。
デ:飛鳥ファクトリー木工加工責任者の高取氏にお話をおうかがいします。よろしくお願いします。
高取:よろしくお願いします。
デ:まずは今回の木材についてお聞かせいただけますか。
高取:今回の木材も非常に色々と苦労しました、ディバイザー春の大商談会も気づけば6回目!しかもディバイザー30thの節目でしたから。
デ:はい、贅沢な杢のモデルがこれでもか!ってくらい並びました!
高取:今まで沢山の商談会モデルを作っていきましたが、過去モデルを踏まえお客様に「あ!こうきたか!」と驚きを提供できるギターを作りたいと思っているんです。
デ:飛鳥ファクトリーの堅実で手馴染みのよい丁寧な楽器だからこそ見た目にもこだわられているんですよね!
高取:根底はまず弾きやすく、そしていつまでも弾いていたくなるような本当の意味でかっこいい楽器です。
デ:日本のものづくりが土台にあってこそ、本当にかっこいいものが生まれるですね。
高取:どちらの点も妥協できません!本気でいいものを作ってますから!
デ:はい!
高取:新たな新機種や復刻モデルなど見るだけで、どこかワクワクするギターが沢山あると思います。
デ:弾いても見ても最高にカッコいいギターですよね!
高取:本当に色々な方に飛鳥ファクトリーのギターを触ってもらいたいです。
デ:ぜひ、お店で試奏してみてください!!お話いただきありがとうございました。
デ:次は塗装部門 梶田氏におうかがいします。よろしくお願いします。
梶田:よろしくお願いします。
デ:今回のディバイザー大商談会も素晴らしい表情のギターで埋め尽くされましたね!
梶田:今回も大変でした(苦笑)、木材をどのように料理するか本当に悩みます。
デ:杢目に個体差もあり、同じ木でも地肌の色が異なるなど様々ですよね。
梶田:はい、一概に桜材と言っても無限のパターンの個体があるんです、同じ木はないですから。
デ:人間と一緒で各々個性も違いますよね。
梶田:どのように個性を見出すか、その杢にあった最高の調色とバランスを考えてます。
デ:毎回、色んな色がありますが今回も青色などは特徴的でした。
梶田:一言に言う、青ってすごく難しいんですよ(苦笑)
デ:詳しく教えてください(笑)
梶田:皆さん見ての通り木材は白色ではありません、肌色系の基本暖色ベースがほとんどなんです、そこに青を混ぜるとどうなるか…
デ:たしかに単純に塗り重ねただけでは鮮やかな青色じゃなくなりそう…
梶田:そこも個性として捉えつつ、どのような最終形にするかを想像しておこないます。頭の中でイメージしたことと実際の染み込み易さや発色など実際は大きく異なるわけです、それをどのように青くしていくか。
デ:一言で表せない「塗り」の奥深い世界、そんな観点でギターを見ていくのもまた楽しみのひとつですね!
梶田:いつもとは違う、別の観点でもこの商談会モデルを楽しんでもらえると嬉しいですね!
デ:貴重なお話ありがとうございました!
梶田:ありがとうございました。
デ:次は飛鳥ファクトリー アコースティックギター部門 カスタムビルダー HEADWAYの降幡氏にお話をうかがいました、よろしくお願いします。
降幡:お願いします。
デ:カスタムビルドは特設ページがありますので、今回は飛鳥チームビルド(ATB)シリーズ の苦労点などをお聞きしたいです!
降幡:今回の商談会桜モデルも、ほぼカスタムモデルぐらいの手間暇がかかっています(笑)
デ:はい、承知でございます(汗)
降幡:ディバイザー30thの節目モデルなのでとにかく豪華絢爛なモデルです。
デ:見た目も美しく非常に品のある奥ゆかしいモデルですよね!
降幡:細かいディティールなども含めATB史上でもかなり複雑なパーツ構成です。
デ:今年の桜モデルは特に複雑なパーツ構成が多く、ほとんどがカスタムモデルと言っていいような(汗)
降幡:見た目だけではなくATB本来の堅牢さやHEADWAYらしい深い余韻の音作りにも注目してほしいですね。
デ:基本は踏襲しつつも新たなことにチャレンジするHEADWAYらしさが満載ですね!早速オーナー登録カードも届いています!
降幡:拝見しています!お客様からオーナー登録カードが着ることで、心を込めて製作してよかったと!それが職人冥利につきます。
デ:HEADWAY進化 次回も期待しております!!
降幡:はい、引き続き沢山のサプライズをお客様にご提供できるようがんばります。
デ:ありがとうございました!
デ:次は木工担当の谷口氏にお話をうかがいたいと思います、よろしくお願いします。
谷口:よろしくお願いします。
デ:早速ですが今回MOMOSE Premiumの企画と加工工程を多く携わっているとのことでしたが裏話を!(笑)
谷口:裏話ですか(笑)
デ:はい
谷口:そうですね、今回のPremiumは沢山のモデルに携わらせていただいた分、キャラクターや個々の特徴や個性に神経を使いました。
デ:個性を引き出すとは??
谷口:Premiumコレクションなのでコレクション全体の調和が大事だと思うんです!その中で、個々の個性がキラリと光るようなバリエーションを持たせるのは本当に苦労しました。
デ:ありがとうざいます(汗)
谷口:頭の中を整理して、似たようなモデルなったりキャタクター被りがないよう思考を凝らしています。
デ:そうすることで圧巻のPremiumコレクションが生まれるわけですね!!
谷口:はい、お客様のニーズなどや所有感を満たす工夫などに今後も取り組んでいきます。
デ:ありがとうございます!次回作も期待しております!!!
デ:次は塗装担当の白石氏にお話を伺います。よろしくお願いします。
白石:よろしくお願いします。
デ:その手に持っているのは噂の極薄オールラッカー目止めなしMOMOSEでは!!
白石:はい、まさに(笑)
デ:色々、包み隠さず話してくださいね(笑)
白石:はい、MOMOSEの商談会モデルでは度々、極薄オールラッカー塗装を採用をしているんです。音が非常にナチュラルになるので本当の意味でのウッドサウンドなんです。
デ:極薄オールラッカー塗装は非常にデリケートで神経を使うんですよね?
白石:はい、塗膜が薄いだけで神経は2倍いや5倍は使います(笑)普段はできませんが、商談会モデルでは採用しております(笑)
デ:ありがとうございます!
白石:今回は下地に施す目止めを敢えておこなわないことで、杢目がアクセントとなり普段とは違った雰囲気になりました。そこにマルチレイヤーレリックを施工することで他にはない独特の風合いを表現できました。
デ:ほんとに唯一無二ですよね!
白石:レリック加工は世界に1点だけの楽器になりますし、さらに今回の商談会モデルは極薄オールラッカー塗装仕様ですからほんとに他にはないです。ぜひ店頭で塗装の表情を確認してほしいです。
デ:ぜひ、全国の楽器店で実機を確認していただきたいですね。
デ:皆さん本日はお忙しい中ありがとうございました!
一同:ありがとうございました!!
プレミアムウッド 製作ギャラリー
大商談会モデル 展示ギャラリー
コラボレーション企画
今回はじめての共作となる、ねこだまり工房蜜蝋ワックス。打ち合わせを重ね、製品化に辿り着きました。
ねこだまり工房様の実直な想いに共感しHEADWAYオリジナル缶が生まれたことと、ねこだまり工房の「ねこママ」もHEADWAY SAKURAギターの愛用者であることで「桜の輪」が広がり、人と人を繋ぐコラボレーションとなりました。
ディバイザー30周年オリジナルラベルワイン
参加ディーラー様向けの御礼品として「信濃ワイン」さんに依頼しディバイザー30周年記念のオリジナルラベルワインを作りました。こちらもエンドユーザー様にお届けできる機会があればと考えております。
信濃ワインとは・・・
信州塩尻桔梗ヶ原の気候風土が育んだ信濃ワイン
信濃ワインは、1916(大正5)年の創業以来、父子四代に渡り葡萄づくりワインづくりを行ってきた塩尻のワイナリーです。自社畑と契約栽培農家の畑から収穫された新鮮で安全なぶどうからは、手軽に飲める価格帯のものからプレミアムクラスまで、幅広いラインアップで良質のワインが生まれています。(※信濃ワイン様掲載記事より引用)
弊社ディバイザーは所在地が松本市でありますが塩尻市や長野市にも隣接しており地域交流など積極的にさせていただいております。今回、信濃ワイン様のご厚意によりディバイザーコラボ 信濃ワインプレミアムセットをご用意!信濃ワイン様と弊社スタッフによる繋がりから「信州の輪」が広がり、こちらも人と人を繋ぐコラボレーションとなりました。
今後もディバイザー30thを記念して様々な計画しております!
ぜひご期待くださいませ!
あなたの1票で決まる!『第2回 Momose Premium 総選挙』!!
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